本日は"ボード貼り"についてサクッと紹介します。
先日紹介した、下地(骨組み)に石膏で出来た板(石膏ボード)を貼り付けます!
以上。
なんですが、制約がたくさん。
石膏ボードとは
主に石膏を素材として、それを圧縮した板を紙で包み込んだものになります。
↑は石膏ボードのメーカーさんがお届けしてくれた際のもの。こんな感じで手作業でトラックから下ろしたり、フォークリフトという作業車で下ろしたり。(この作業を荷揚げという)
そして、現場内の使うべきポジションに運搬されていきます。
荷揚げについては自身が死ぬほど頑張った仕事No.1なので、次回に。
広く使われるサイズの規格としては、
3尺×6尺(910mm×1820mm)
3尺×8尺(910mm×2420mm)
だったり。
ちょっと違いますが、畳1枚分くらいのサイズ感と思っていただいて構いません。
様々ケースを説明するのも酷なので端折りますが、
はじめに言った通り下地にこのボードをビス固定(ねじ留め)して、隙間なく貼っていくのがたったひとつの使命です。
この後に器具類を取り付けたり配線を整えたりして、クロス屋(壁紙屋)や塗装屋などが、お客様の目に見える部分の仕上げを行なっていく。といったかんじ。
・隙間無く貼っていく(耐震、耐煙、耐炎などを守るため。)
・現場指定のピッチで留める。(耐震強度の関係上)
ほんとにそれだけなんですが、隙間無く貼り付けるための力の入れ方、必要に応じてカットするのでその効率や技術、ビス留め時のスピードや要領、仕様によって変わるプラスの作業など覚えることが沢山。
時にはコーキングと言ったシリコンゴムのような材料をつかったり、まさかの大人になって超徳用の木工ボンドを使ったり。笑
突き詰めるとなると結構な知恵と経験を要する業種かなと思います。
現場職が表立って説明してくれる人がいないわけも納得がいきます。
覚えることが無限にある😩
ですが、始めたての頃はボードのカット加工をしない事の方が多いです。
まずはボード貼りの特訓からになります。
「加工してもらったボードを手で押さえてビスを打つ」
これだけなんですが、なかなか奥が深い。
職人はそのスピードや精度が高ければ高いほど重宝されるので、
一つの職の中にある沢山の作業工程の一つをまずは極める、それだけで貴方の価値が上がります!
っていう事なんですね👏
ホントはもっと詳しく調べながら書くべきなんでしょうけど、辞書級の情報量になってしまいそうなので、
ぱっと見でやんわり何をするのか、まず何をすべきなのかっていうのが分かればいいかなと!
ボード貼り、挑戦や自分との戦いに燃えるタイプの人はおすすめです!
工業に興味ある人はぜひメーカーサイトの施工指導書なるものを読んでみてもいいかも。
細かな数字や用語が分からなくても、なんとなく何をするのかくらいは見えるかと。
ね、ただ貼るだけだけど、ただ貼るだけじゃない。
単純で複雑な"ボード貼り"でした。
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